『誕生日にはワカメスープかラーメンか』
白雪姫のレビューに「今後のイ・ワン君の動きの注目」と書きましたが、思ったとおりやってくれましたね。演技もずい分上達していて、特に「涙のラーメン」シーンは印象的でした。
さて、主演のイ・ワンとパク・シネですが、二人は「天国の階段」のシン・ヒョンジュンとチェ・ジウの子ども時代を演じたということもあってか、色々なシーンで「天国の階段」とかぶっているように感じました。
「天国の階段」では、親の再婚で義理の兄妹になって、兄のテファは最初は冷たかったのですが、誕生日に妹のチョンソにワカメスープを作ってもらって恋に落ちるというパターンでしたが、「天国の樹」ではワカメスープの部分がラーメンになっているぐらいで設定はほとんど同じのようでした。
一つ疑問に思ったのは、舞台が日本で、韓国人が日本人の役を演じるということに対して抵抗感はなかったのかなということです。
これはドラマと関係ないことですが、私はかれこれ10年ぐらい韓国語をやっていますけど、いまだにカタコトの域を出ません。16歳の韓国の女の子が日本語を巧みに操っているのを見て羨ましく思いました。
さて、肝心のドラマの方ですが、出会ってはいけない二人が出会ってしまった。愛し合ってはいけない二人が愛し合ってしまった。運命に翻弄された二人の結末やいかに…。という内容で、これぞ韓国ドラマだという複雑な人間関係と、どろどろ感、たっぷりと涙を誘い、交通事故もあって、韓国ドラマの真髄が楽しめます。