ソニン

『若者の夢は尽きることなく・・・』
ダンスをテーマに描いた４人の少女の物語ですが、このタイプの映画はいつの時代にも作られ続けています。私はこういう映画が嫌いではありません。プロトタイプとも言えるでしょうし、ＴｈｉｎＳｔｏｒｙとも呼ばれるでしょうけど、若者はいつの時代も憧れを胸に抱いているものですし、その夢を追いかけている瞬間が人生の中でも輝いている時間なのだと思います。人が映画というものを作り続ける限りこの主題はなくならないでしょう。古くは、ディスコの時代を描いた「サタデー・ナイト・フィーバー」がありましたが、その頃とは随分ダンスの質が変わっていると思いました。最近路上や広場でダンスの練習をしている同じようなスタイルの若者を見かけることが多くなりましたが、彼らもこの映画の主人公達と同じような背景を持っているのだろうな、と連想しました。角田ヒロさん等扮する７０年代のロック・オヤジバンドとの組み合わせなど面白いシーンでした。